東洋医学の観点から見た良い睡眠法

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早寝早起きの大切さ

東洋医学の観点でまず大切にしたいのは「早寝早起き」です。特に「早寝」が重要で、秋から冬にかけて日照時間が短くなる時期は、体内リズムが乱れやすくなります。
日光を浴びることで分泌される「セロトニン」は、体のバランスを整え、精神を安定させる働きがあるため、できるだけ早く休み、朝日を浴びることが健康につながります。

ぬるめのお湯で入浴する

次に大事なのは、シャワーで済ませずにお湯にしっかり浸かることです。東洋医学では、自律神経の乱れを防ぐためにも、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることを勧めています。

  • 夏場:38〜39度程度
  • 冬場:40〜41度程度

この温度で10〜20分ほど浸かると、体が温まり、睡眠の質を高める効果が期待できます。

冷たい飲み物を避け、体を温める

また、胃腸に負担をかけないことも東洋医学では重要です。冷たい飲み物ではなく、常温以上のものを摂ることを心がけましょう。特にあたたかい飲み物は体を内側から温め、胃腸の働きを整えてくれます。
中国では昔から「冷たいものを飲まない」と言われますが、これも東洋医学の考え方に基づいた習慣です。胃腸を冷やさないことが、結果的に良い睡眠にもつながります。

まとめ

東洋医学の観点から見た良い睡眠法は、

  • 早寝早起きを心がける
  • 季節に合わせた温度で入浴し、湯船に浸かる
  • 冷たい飲み物を避け、常温以上で体を温める

というシンプルな3つのポイントです。
普段の生活習慣を少し整えるだけでも、睡眠の質を改善し、心身ともに健やかな状態へと導いてくれます。

吉田 泰裕
柔道整復師・鍼灸師
吉田接骨院院長。明治国際医療大学卒業後、宝塚市の斎藤接骨院に勤務しつつ明治東洋医学院専門学校に通い鍼灸師の資格も取得。一人ひとりの患者に寄り添った丁寧な診療は患者からの信頼も厚い。
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