
リウマチとは自己免疫性疾患といって自分の免疫が自分を攻撃してしまい痛みなど体の不調がでる病気です。
免疫というのは通常自分の体をウィルスから守る働きをしますが、なんらかの原因で免疫異常が発生してしまい自分自身の細胞などに攻撃をしてしまうというのがリウマチの症状です。
吉田院長リウマチは女性に多い病気です。
リウマチが発症する具体的なメカニズムや原因はまだ完全には解明されていません。
この記事ではリウマチが女性に多い理由について、代表的な説を紹介します。また接骨院で関節リウマチの治療は可能なのかも記述していきます。
リウマチ(自己免疫疾患)が女性に多い理由について

先述の通り、リウマチの原因はまだ解明されていません。このトピックではリウマチが女性に多い理由をいくつか挙げていきます。
ホルモンの関与
リウマチが女性に多い理由の一つとして、女性ホルモンの関与が考えられています。具体的には、エストロゲンがリウマチの発症に影響を与える可能性があります。
エストロゲンは女性の卵巣で産生される女性ホルモンであり、女性の身体にさまざまな影響を与えます。エストロゲンは、骨密度を維持する、血管の柔軟性を高める、免疫系を調節する、といった役割があるとされています。
特に免疫系に与える影響に注目すると、エストロゲンは免疫応答に関わる細胞や分子の活性を調節します。免疫応答は、体内に侵入した異物や細菌、ウイルスなどに対して防御する働きを担っています。しかし、過剰な免疫応答が起こると、身体の正常な組織に対して攻撃的な反応が起こり、自己免疫疾患の発症につながることがあります。
エストロゲンは、免疫系の調節を通じて自己免疫疾患の発症を抑制する働きがあると考えられています。しかし、エストロゲンの分泌量が減少したり、エストロゲンの受容体が変化したりすると、免疫系のバランスが崩れ、自己免疫疾患のリスクが高まる可能性があります。このような状況がリウマチの女性に多いとされる一因と考えられています。
遺伝的な要因
遺伝的要因は、リウマチが女性に多く見られる理由の一つです。遺伝的要因とリウマチの関連性を詳しく解説します。
遺伝子変異
リウマチの発症には、複数の遺伝子変異が関与しています。これらの遺伝子変異は、免疫系や炎症関連の過程に影響を与え、リウマチの発症リスクを高める可能性があります。特に、女性により頻繁に見られる遺伝子変異が存在することが示唆されています。
エピジェネティクスな要素
エピジェネティクスは、遺伝子の発現を制御するメカニズムであり、環境要因によって変化することがあります。
遺伝的な変異だけでなく、エピジェネティクスな要素もリウマチの女性に多い傾向に関与していると考えられています。女性において、特定のエピジェネティックな変化がリウマチの発症に関連している可能性があります。
性染色体の関与
リウマチはX染色体との関連性が指摘されています。女性は2つのX染色体を持つ一方、男性はXとY染色体を持ちます。女性が1つのX染色体上のリウマチ関連遺伝子の変異を有していても、もう1つの健常なX染色体が補償することができます。このため、女性の中でリウマチの発症がより頻繁に見られる可能性があります。
免疫系の違い
免疫系の違いが関与していると考えられています。免疫系の違いがリウマチの女性に多い理由となるメカニズムについて、以下に詳しく説明します。
免疫応答の活発さ
女性と男性の免疫系は、一般的に異なる特性を持っています。女性の免疫応答は男性よりも活発で、これにより免疫系の調節に影響が生じる可能性があります。活発な免疫応答は、自己免疫疾患の発症リスクを増加させる要因となることがあります。
免疫制御のバランス
免疫系は正確なバランスが求められます。一方で、女性の免疫応答はホルモンのサイクルや妊娠などの生理的変化によって影響を受けやすい傾向があります。このような変化が免疫制御のバランスを乱し、自己免疫疾患の発症リスクを高める可能性があります。
サイトカインの違い
サイトカインは免疫応答において重要な役割を果たす分子です。
女性と男性では、サイトカインの産生や応答に差異が見られることが報告されています。これにより、女性の免疫系がより炎症性や自己免疫反応を促進する可能性があり、リウマチの発症リスクが高まることが考えられます。
環境的要因
環境要因が関与していると考えられています。環境要因がリウマチの女性に多い理由となるメカニズムについて、以下に詳しく説明します。
ストレスの影響
ストレスは免疫系に様々な影響を及ぼすことが知られています。女性は社会的、家庭的、職業的な要因からより多くのストレスを経験しやすい傾向があります。長期間にわたるストレスは免疫応答を変調させ、リウマチの発症リスクを高める可能性があります。
喫煙の影響
喫煙はリウマチの発症リスクを増加させる要因とされています。喫煙は免疫系を抑制し、炎症反応を活性化させることが知られています。女性の中で喫煙率が高い地域や集団では、リウマチの発症リスクが増加する可能性があります。
関節リウマチの主な症状について
関節リウマチは関節を中心に全身にさまざまな症状を引き起こすことがあります。以下に関節リウマチの主な症状をいくつか挙げます
関節痛と関節の腫れ
関節リウマチでは、関節が炎症を起こし、関節周囲の組織が腫れることがあります。これにより、関節が痛み、腫れ、赤くなることがあります。
関節のこわばり
関節リウマチにより、関節の可動域が制限されることがあります。朝起きたときや長時間の静止後にこわばりを感じることがよくあります。
関節の変形
関節リウマチが進行すると、関節の変形が起こることがあります。特に手や足の小さな関節が影響を受けやすく、指の変形やねじれ、拇指の付け根の腫れ(バウトンニエール変形)などが見られることがあります。
疲労感
関節リウマチの患者は、疲労感や全身のだるさを経験することがあります。これは慢性的な炎症や睡眠の妨げなどが関与している可能性があります。
筋肉の弱さ
関節リウマチは、筋肉の弱さや萎縮を引き起こすことがあります。関節の周囲の筋肉が十分に働かなくなるため、力を発揮することが困難になることがあります。
他臓器への影響
関節リウマチは、関節だけでなく他の臓器にも影響を及ぼすことがあります。例えば、心臓、肺、眼、皮膚などが炎症を起こす可能性があります。
接骨院でのリウマチ治療は可能か?
リウマチで関節などが痛い場合は、筋肉や骨の異常ではないので、一般的には接骨院での治療は難しいです。
基本的には病院のリウマチ科などで診てもらい薬などを飲んで治療していくことをおすすめします。
当院で出来ることとしては痛みや腫れ、炎症、関節痛などの症状を緩和するため、独自の手技や運動療法、日常生活指導などを駆使して治療を行います。
吉田院長これらの方法で、患者さんの症状をできる限り和らげるお手伝いをさせていただきます。
当院でリウマチの方ができること
「病院でリウマチと診断されたが、関節の痛みやこわばりがつらい」「薬を飲んでいてもこわばりや痛みが残る」――そんな方の症状緩和のサポートとして、当院では以下のような対応を行っています。
提供できる施術
- 手技療法:関節周囲の筋肉のこわばりや張りに対し、症状や体調に合わせた手技でアプローチします。リウマチの炎症が強い時期は、患部を直接刺激しない方法を選びます。
- 運動療法:関節の可動域維持・低下予防のためのストレッチや運動指導。痛みのない範囲で行います。
- 日常生活指導:関節への負担を減らす姿勢・動作のコツ、家事や仕事中に取り入れられるセルフケアをお伝えします。
当院ではできないこと
リウマチそのものを治す治療(薬物療法・関節注射など)は医療機関の役割です。必ず病院のリウマチ科で診断・薬物治療を受けながら、当院は「日常の痛みやこわばりを少しでも楽にする」ためのサポートとしてご利用ください。
整形外科やリウマチ科への通院と並行して当院に来られる方も多くいらっしゃいます。
リウマチでお悩みの方の来院方法
当院は2種類の診療を行っています。リウマチの方はどちらでも対応可能です。
① 保険診療(ご予約不要・先着順)
- 関節痛や筋肉のこわばりに対し、健康保険を使った手技療法を行います。
- ご予約は不要です。診療時間内に直接ご来院ください。
- 水曜・土曜午後を除く時間帯で受付しています。
② パーソナル診療(完全予約制/お電話で)
- 1人30分〜の自費施術。じっくり時間をかけて症状緩和・運動指導を行います。
- 水曜日と土曜午後(15:00〜17:00)が完全予約制のパーソナル治療日です。
- ご予約はお電話で:072-779-2032
初めての方へ:まずは保険診療でご来院いただき、症状を確認した上で、必要に応じてパーソナル診療をご案内することも可能です。「自分にはどちらが合うか分からない」という方も、お気軽にご相談ください。
同じ症状でお悩みの方は、当院の関節リウマチの治療ページもご覧ください。